004 ポジティブ3=「3・3・3の法則」

「ネガティブ3の法則」とともに「ポジティブ3の法則」というものがあります。


営業マンなどが念頭に入れて営業活動に生かしていますが、婚活の場でも有効です。
特に「3・3・3の法則」と言われるものは、婚活パーティなどの出会いでは必要不可欠な認識です。


「3・3・3の法則」とは、人間関係を構築するかどうかの判断に関わるものです。

 

*「第一印象は最初の3秒以内で決まる」
3秒で「服装」「表情」「態度」「目配り」といった情報から、その人を判断するのです。


3秒は短いように感じますが、自分で3秒を計りながら目を動かしてみましょう。
案外と隅々まで相手を見ることができる時間ですよ。


そこで「あり」「なし」がある程度フルイにかけてしまうのです。
「笑顔が大事」と言われます。


笑顔でいることで印象がアップするということももちろんですが、笑顔で迎える相手に対して「目をそらして他の部分を見る」ということは難しいものです。
「3秒」が、笑顔を見ることだけで使われてしまうのです。


となれば第一印象は「笑顔を絶やさない人」という事だけになります。
ネガティブな情報が入る隙を与えていません。


次の段階に進むことをブロックされることは、まず「ない」と考えていいでしょう。
「詐欺師に学べ」といえば極論ですが、詐欺師は大にして笑顔がキレイなものです。
人に警戒心を与えない笑顔を体得しています。


それによって後々に続く「辻褄が合わない物事」にも、誤った判断を相手がしてくれるようになるのです。


これを見破るにはかなりの経験値が必要となりますので、いとも簡単に詐欺にあってしまう人が悪いわけではないのです。


詐欺師が巧みなだけなのです。
それだけ第一印象がもたらすものは大きいと考えたほうがいいでしょう。

 

* 「第二印象は30秒で決まる」
この30秒は、第一印象を補足する格好でアプローチします。
話し方や声の明暗、スピード、落ち着きといったものから、「自分自身に対する自信のほど」を感じ取ろうと相手がする30秒間です。


自分に自信がなく落ち着きがない人を、人は信用しないものです。
「電話口ではワントーン声を上げるように」とビジネスの場ではよく教えられます。
顔が見えないことから声と話し方だけが、相手に与える印象の情報となるからです。


明朗快活で若々しい印象を与えるために不可欠なものとされています。
直接的な出会いの場では、この聴覚に訴えるものが第一印象で得た情報を確実なものにする働きをします。


第一印象で笑顔を見せ、この第二印象で心地良さを与えましょう。
そうすることが次の「3分間」で、有利な結果をもたらすことになります。

 

* 「3分間で対自分との関わりを判断する」
3秒、30秒で得た情報からこの3分間をつかい、相手は「自分と気が合うか」「もっと知りたい人か」という今後の自分との関わり方の方向性を判断します。
婚活パーティでのトークタイムが余程のことがない限り3分間以上を設定しているのは、このためです。


婚活パーティに参加したことがない人は「3分間で何がわかるの?」と感じてしまうでしょう。
しかし実際はどんなに時間があっても、人はこの3分で結果を導きだしています。
例えば学生生活の中で、クラスの40人前後のクラスメート全員と仲が良い人は大変稀です。


大体は「なかよしグループ」に分かれていませんか?
それはほぼ初対面の印象通りに進んでいると思われます。
いくら時間があったとしても、人は最初のほんの短い時間で得た情報を重視しているのです。

 

「3・3・3の法則」は、婚活の場でも大変理にかなっているものだということがお解かりいただけると思います。