015婚活ツールとしてのメール

婚活にメールというツールは不可欠です。


出会いの場で知り合ったお相手に「出会いへのお礼メールをすぐに送って印象づけましょう」、これも正解でしょう。


したからといって印象が格段に上がることはなくても、しなかったことで食らってしまうかもしれない悪印象は免れます。


どのようなメールを送ろうかな、出来るだけ印象付けたいな、と思うのは人情です。
「あなただけに特別に」という「選んだ感」を持たせると有効ではあります。
高飛車ではいけませんが、「あなたにだけはお話できる私のこと」といったらいいでしょうか。


自分の心を開いているように見せると、相手も親密に思ってくるということです。
相談事をしているうちに、お互い惹かれるようになるというものに似ています。

合コン指南などではこのメールの密室性を利用して、この「特別性」で距離を近づけることを推奨しています。


その具体例として「他の人には言わないで欲しいんだけど」「絶対にナイショにしてね」「ここだけの話」などが文頭についてくる話をするとGoodと教えているものを見かけます。


しかし婚活の場を合コンの時と同じように考えてしまうと、ちょっと失敗してしまうかもしれません。

 

婚活の場、特に婚活パーティなどは、あからさまに「他者比較」をしている場です。
そしてフルイにかけていることを相手も知っていますし、相手もそれをしています。


合コンのように「チームプレイ」で楽しむ側面を持っているわけではないのです。
そこで「ここだけの話」の後に「今回不作のパーティだったけどあなたがいてくれてよかった。」などと続けば面白い話ではなくなります。


合コンでは「あんまり盛り上がらなかったけど、あなたが居たから私には楽しかった。」と来るのはOKですよね。


これが婚活パーティであると、NGに近くなってしまうということです。
「他者との比較」が見えると、優越感よりも「人と比べているあなた」のほうが優先して写ってしまうのです。

友達としてキープする相手ならばいいのです。
婚活の場で「友達をキープするため」というのは、ないことはありません。


そこから広がる人間関係もありますから「友達を作る」ことも範疇です。
しかしその時に「ぶっちゃけトーク」が有効なのは、20代だけと考えたほうがいいと思います。


ゴシップ好きと取られたり、人と比較して持ち上げることしか出来ないイマジネーションに欠ける人と取られないとも限らないのです。


「他者との比較」に触れないほうが、相手の受ける印象が悪くなりにくいものかもしれません。


「特別性」を持たせるなら、自分に原因を持ってきた話をするほうがいいでしょう。


「引っ込み思案なので普段は話せなかったのに、あなただと不思議とお話できて楽しかった。」「あなたのおかげで楽しく過ごせた。実はまだ参加が浅いので、どうしていいのかわからなかった。」このような内容や、「口下手と言ったらしたのに、〇〇さん(相手)のお話は私にとって面白かった。」というものであれば、「私の中ではあなただけ感」が見えて、不快感は与えにくいものでしょう。


ただし自分を下げた「私じゃ面白くなかったでしょう?でも話してくれてありがとう」的なものは卑屈さが見えるのでNGでしょう。